2024年09月02日 09:08

中興化成工業は、9月1日から東海道新幹線および山陽新幹線の車内デッキに「ふっ素のふふふ蛍石編」の広告を展開する。
中興化成工業は今年で創業62年目を迎える。ふっ素は様々な特徴を兼ね備えた樹脂であるため、一般的なプラスチックと異なり扱いにくく、一朝一夕の技術では製品は製造できない。中興化成工業は2008年から「ふっ素樹脂製品を身近に感じてもらう」をコンセプトに「ふっ素のふふふシリーズ」を立ち上げ、主に中興化成工業が製造するふっ素樹脂製品と日常生活との関わりについて、イラストと会話を交えた広告を制作し、展開してきた。12回目である今回のテーマはふっ素樹脂の原料である「蛍石(ほたるいし)」にスポットを当てた広告になる。
一般的なプラスチックは石油由来だが、ふっ素樹脂はプラスチックであるにも関わらず、原料は「蛍石」という鉱物になる。蛍石は英語名では「Fluorite(フローライト)」と呼ばれ、2023年に放送されたTBSドラマ「VIVAN」にも登場した。主な原産国は中国、モンゴル、ブラジル。蛍石として採鉱された後、様々な化学反応工程を経て、「ふっ素樹脂」となり、一般的なプラスチックとは異なる耐薬品性、耐熱性、耐候性、離型性、絶縁性、滑り性、低摩擦性を同時に兼ね備えた特徴的な樹脂となる。
「ふっ素のふふふ蛍石編」の掲示開始日は、9月1日。掲示場所は東海道新幹線および山陽新幹線の車内デッキ。