2024年08月30日 19:31

ホロラボ、日建設計、日建設計総合研究所は、Project PLATEAUの2024年度ユースケース開発「XR技術を活用した市民参加型まちづくり」へ共同で提案を行い、プロジェクトとして採択された。

ホロラボとしては3年目で、同3社での取り組みはシステムの汎用化を目指した昨年度に続き2年目。本年度は実証を経て得られた知見を活かしつつ地方公共団体が運用するデータ連携基盤・市民参加オンラインツールと接続、より継続的なまちづくりへの市民参加の促進とシステムの実装を目指す。

従来型ワークショップにおいて、地方公共団体と参加者とのコミュニケーションは、広報紙、チラシ掲示や回覧板等による紙媒体での告知にはじまり、申込や事前の連絡はメールや電話等の従来型のコミュニケーション方法が利用されていることが多い。また、ワークショップ開催後の参加者の意見はレポートにまとめられて公開されることが多いが、意見の反映方法はレポート編集者に委ねられる部分が大きい。本プロジェクトでは、このフローのDXに挑戦する。

具体的には、ワークショップ開催前の企画や開催後のステークホルダー間におけるコミュニケーションとデータ活用に着目。地方公共団体が運営する市民参加オンラインツールやデータ連携基盤との接続実証を実施する。また、システムのユーザビリティの改善や、最新版のヘッドマウントディスプレイを活用したより直感的な操作が可能なVR版アプリケーションの開発も実施予定。