2024年08月30日 09:58

主婦の友社は、7月18日に発売したミステリー作家・結城真一郎さんによる初の子ども向け小説「やらなくてもいい宿題」が、謎解きストーリーを楽しみながら学びもあるとの好評を博し、今回3刷重版出来となった。
「やらなくてもいい宿題」は、算数×謎解きストーリーで読者が夢中に。小学5年の数斗のクラスに、かわいいけど謎めいた女の子・ナイトウさんが転校してきた。自分のことを何も話さない彼女について、ある疑惑が持ち上がる……謎の転校生とその秘密を探る算数天才少年とが、算数の問題でバトルをくり広げる。
問題は中学受験などでおなじみ「つるかめ算」「旅人算」といった特殊算がモチーフだが、知識よりも頭の柔軟性が必要なひっかけ問題なので、知識がなくても大丈夫。また、分かりやすい解説マンガもあるので、算数が苦手でも無理なく読み進められる。
「算数問題の本ということで構えて読み始めたけれど、推理要素があるのが面白くてすいすい読めました」(小学5年男子)など、読者の子どもたちからの感想も続々。楽しく謎を追ううちに、算数にも興味を持てると高評価を得ている。本作でも結城真一郎さん作品の持ち味のひとつであるどんでん返しは健在。大人が読んでも楽しめると、多くの感想が集まっている。大人も子どもも楽しめる本作、親子で謎解きにチャレンジするのもおすすめだ。
定価は1320円(税込)。発売日は7月18日。