現場DXプラットフォーム「カミナシ」シリーズを提供するカミナシ社は、現場従業員のマネジメントをサポートする「カミナシ 従業員」の提供を開始した。あわせて、提供開始に先駆け、製造業・飲食業・介護・ビルメンテナンス・バス・タクシー業界など39社での導入が決定していることを明らかにした。

現在、現場管理者・総務部門は、現場従業員とのあらゆる情報のやりとりを、「紙」や「口頭」で行わざるを得ない非効率な状況に置かれている。その背景には、業務上デジタルデバイスを利用する機会がほぼなく、業務用の端末やメールアドレスが付与されていないという現場従業員の特性がある。さらに、雇用形態・勤務時間・勤務場所・国籍が多様であり、日本語が不得手な外国人従業員には、通訳や監理団体、登録支援団体を通じて情報を伝える必要が生じている。

「カミナシ 従業員」は、現場管理者・総務部門と従業員間のあらゆる情報のやりとりを1つのサービス上で完結できるシステム。例えば、現場管理者・総務部門は、従業員への業務連絡の一斉配信や既読管理、外国人従業員に対する生活面サポートのための連絡をスムーズに行うことが可能になる。

またすべての現場従業員が使える「カミナシ 従業員」専用のIDとパスワードが発行され、パートタイマーをはじめとしたすべての雇用形態の現場従業員が利用可能。日本で働く外国人材の母国語のなかで特に多いとされる13言語に対応しており、さまざまな外国人従業員とのコミュニケーションを円滑にする。