2024年08月23日 18:36

品川区立武蔵小山創業支援センターは、女性起業家のスタートアップ支援・事業拡大を目的に、品川区民と女性起業家をつなぐプラットフォーム「LINE de モニター」を開始した。

品川区はこれまでにも国内に先駆けて女性の創業支援を行い、女性に特化したビジネスプランコンテスト、起業スクールやチャレンジショップなどを展開。最近では、地域に発信したアカデミー「MUSAKO irodori Academy」も7月にスタートしている。開所以来、14年間で武蔵小山創業支援センターの利用登録者数は9000人におよび、毎年延べ400名以上の女性起業家・起業予定者を支援している。

しかし多くの支援を行う中で、女性起業家が抱える大きな課題「ビジネスアイデアの実証実験機会の不足」が浮かび上がってきたという。そこで現在5万人以上が登録する品川区の公式LINEやSNSに呼びかけ、「LINE de モニター」の登録を促し、区民等と女性起業家を繋げ、事業をさらに加速させることを目指す。

第1期(8月上旬スタート)となる本プロジェクトでは、現在5名の女性起業家がモニタースタートに向けて準備を進めている。各モニター事業は女性の視点を活かした美容や健康、子育て・介護といったビジネスプランの新規事業が並ぶ。女性の視点を活かしたビジネスアイディアを区民らに届け、実際に商品やサービスの使用や体験を通じて、フィードバックや感想を収集。ビジネスプランをより市場ニーズに合わせたものにブラッシュアップさせていく。