2024年08月23日 16:00

UDエスカレーターは、8月23日より、新宿東宝ビル内のエスカレーターにて、エスカレーター手すり専用NFCタグの耐久性実証実験を開始した。

同社は「エスカレーター事故をゼロにする」ことを理念としている。エスカレーターの手すりを専用ウレタンシートで覆うことで、エスカレーター転倒事故の大幅な削減を約束するとともに、協賛企業の販促メディアとして利用する取り組みを行ってきた。しかしながら、UDベルトの継続した施工を実現するためには、施工コストを賄うためのスポンサーが必要。よって、同社の理念に共感するスポンサーにとって価値ある販促ツールの提供にも力を注いできた。

この度、エスカレーター手すりとウレタンシートの間に挟み込まれたNFCタグから携帯電話へデジタルデータを発信するサービスの実証実験を行う。NFCタグは至近距離で無線通信を行うツールであり、手すりに通信機器をかざすだけで、表示したいデータを携帯電話へ転送することが可能。リアルな販促デザインでの訴求だけでなく、利用者の携帯電話を活用したデジタルデータの共有を同時に行うことで、より効果の高い販促ツールに生まれ変わる。

同社では、エスカレーター専用NFC タグの活用について、協業できるパートナーを募集する予定。このツールを用いてパートナーとともに活用方法を創造することで、よりエスカレーター手すりの価値が強化され、結果としてエスカレーター事故ゼロに近づくことができると考える。