2024年08月22日 15:54

東洋学園大学の人間科学部「人間社会演習」では、9月5日、文京区とゼンドラ社との産官学連携活動として、「こども服の譲渡会」を初開催する。

人間科学部の集中科目「人間社会演習」は、実際に地域の人々と交流し、地域や社会が抱える課題への理解を深め、貢献できる方法を学生自身が考えることを目的とした演習科目。大学キャンパスでの産官学連携の「こども服の譲渡会」は全国でも珍しい試み。SDGsに関する学びとして、服の回収から譲渡までのイベント一式を学生たち自身が考え実施する。

当日の企画・運営は学生が担当し、サイズアウトして着られなくなったこども服を、必要としている人に無料で提供するとともに、こども服の無料回収も行う。今回の譲渡会に向けてゼンドラ社に集まったこども服は600点以上。8月に行われた事前学習では、学生がごみ処理やリサイクルに関する文京区独自の取り組みを学び、譲渡会に向けたこども服の仕分けも行った。

この譲渡会は文京区で推進している、ごみを減らす(Reduce)と再利用(Reuse)の頭文字を取った「2R」の活動で、子育て支援の一環でもある。これまでにもゼンドラ社と文京区はこの譲渡会を開催しており、今年環境省のモデル実証事業にも選ばれている。

「こども服の譲渡会」開催は9月5日10時~16時。場所は東洋学園大学本郷キャンパス1号館1階エントランスホール。参加無料。