2024年08月21日 19:50

CROSS SYNCは、医療ICT分野で多くの導入実績を持つアルム社より2023年3月に出資を受けるとともに、2024年8月より業務提携を開始した。今後は双方の製品とノウハウ及び販売網を活用しながら、共に遠隔ICUの普及を目指す。

このたびの提携により、同社の生体看視アプリケーション「iBSEN DX(イプセン ディーエックス)」と、アルム社の医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」を組み合わせる。多数の医療機関に導入されている「Join」の顧客基盤、およびアルム社の自治体への営業ノウハウを活用することで、遠隔ICU導入を加速。医療従事者の負担軽減及び地域医療の質向上に貢献する。

横須賀市立市民病院では4月より、患者看視アプリケーション iBSEN DXを使用して横浜市立大学附属病院との間で遠隔ICUの体制を構築し、遠隔ICUの実証試験を開始した。患者看視アプリケーション iBSEN DXを使用して遠隔ICUモニタリングの体制を構築することにより、経験豊富な集中治療医や看護師に的確に遠隔からサポートを受けることを実現。医療の質向上を支援する。

同社では、これまで横浜市立大学と共同で取り組んできた遠隔ICUのノウハウを活かし、今後、iBSEN DXを組み入れた遠隔ICUシステムを全国に展開していく。