2024年08月07日 16:17

全国伝統的建造物群保存地区協議会では50周年を記念し、多くの人々に「伝建」の価値を伝え、そこに暮らす人々との交流を促進するため、デジタルスタンプラリーを開催する。
伝統的建造物群保存地区(伝建地区)は、昭和50年の文化財保護法の改正により伝統的建造物群が文化財の新しい類型の一つに加えられたことで誕生。城下町、宿場町、門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保護が図られるようになった。来年の令和7年は、伝建地区制度が創設されて50年の記念の年となる。
全国伝統的建造物群保存地区協議会は、伝統的建造物群保存地区を持つ市町村が集まり、昭和54年に発足した。協議会では、保存地区の歴史的町並を保存するためのさまざまな情報を収集・蓄積し、これらを会員相互で共有。それとともに全国に発信するため、歴史的町並みの保存に関わる講演会の開催や写真パネル展、協議会のインターネットホームページの開設などを行っている。令和6年8月現在、105市町村が加入しており、全国各地で積極的な取り組みを進めている。
今回の「伝建デジタル de スタンプラリー」では、実施期間中にスマートフォンを片手に、北は北海道、南は九州・沖縄まで、全国津々浦々の伝建地区を廻り、デジタルスタンプを獲得。5個以上スタンプを獲得すると、全国各地の名産品が当たる抽選に応募できる。実施期間は8月7日~2026年1月25日。参加申し込みはこちら。