2024年08月05日 18:59

海と日本プロジェクトinやまなしは、8月1日、山梨県南都留郡富士河口湖町にて「拾い箱」贈呈式を開催した。
「拾い箱」贈呈式は、今年度の事業の1つで、山中湖村の山中湖、富士河口湖町の河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の合わせて5つの湖にそれぞれ1個の拾い箱を設置した。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催している。
今回拾い箱を設置した富士五湖は、国内屈指の観光地であり、特にここ数年、インバウンド客の急激な増加により観光公害も多く発生している。8月のハイシーズンを迎え、更なる観光客の増加も見込まれる中、拾い箱には、「私はポイ捨てしない!」というメッセージを10カ国語と甲州弁で表記した。またQRコードをかざすと啓発メッセージが富士五湖の映像とともに流れる。
贈呈式終了後、富士河口湖町の渡辺副町長や町内の関係者、河口湖北中の生徒会、言語協力をしたユニタス外語学院のスタッフなどが湖畔沿いを清掃活動した。「ごみがあまり落ちていないね」などの声が聞かれたが、実は設置した前日から当日にかけて、拾い箱プロジェクトに賛同した人たちが、さっそくごみを拾い集めていたとのこと。この場所は遊歩道で多くの観光客が訪れる場所だけに、今回の設置をきっかけに、ごみ削減に期待がかかる。