2024年07月31日 15:57

東急リゾートタウン蓼科に、地域連携および環境取り組み発信の拠点として「TENOHA(テノハ)蓼科」が7月26日にオープンした。「地域環境」と「自然環境」、それぞれの「環境」と向き合い共創していくことで、真の環境共生を実現していくことを目指す。

1978年に初めて別荘地を分譲して以来、長きにわたって自然との共生を続けてきた本タウンでは、森林の樹木密集を抑制するために木を間引く保全間伐を実施してきた。間伐をすることで、森の下まで光が差し込むようになり、下草や若木の成長が促進され、脱炭素効果の向上や、生物多様性の創出に貢献することが可能となる。

「TENOHA蓼科」内の壁面や家具、什器は全てタウン内の間伐材を使用して作られたもの。タウン内の環境取り組みに実際に触れることで、蓼科の森、そして自然をより身近に感じることができる。またこれら家具や什器は「TENOHA蓼科」のコンセプトに共感する地域の製材所や工房協力の下で製作しており、木材の利用をフックにした地域連携の在り方を実現している。

TENOHAは、「手のひら」と「葉」の造語。施設を大きな木、新しいライフスタイルを沢山の葉として、ものを作り出す手と手が、重なり合う葉のように広がり、新しい時代やものに向けて人やモノ・サービスが育っていく場所であることを表す。地域住民と手と手をたずさえて沢山の葉を増やし、更に大きな木へと成長する場を目指していく。