2024年07月16日 20:11

クラフターは、企業におけるChatGPTの安全な活用を支援する業務効率化ツール「Crew(クルー)」を提供している。この度、箕面市の「生成AI利用環境構築及び運用支援業務委託事業」において落札し、7月16日より全庁で利用される。
7月16日より、箕面市は昨年から試験的に運用してきた職員向けの生成AIについて、本格的な全庁利用を開始。生成AI「Crew」を市役所業務に活用することで、職員一人一人の業務効率化を図ることが目的だ。
今回導入される生成AI「Crew」は、箕面市独自のマニュアルや資料などをシステムに読み込ませることにより、質問内容に沿った適切な回答を生成する。また、個人情報などを検知し警告するセキュリティ対策や、効果的な質問の仕方をテンプレート形式で具体的に案内する機能を搭載している。これにより、職員が日常的に気軽に生成AIを利用し、文章の作成や要約・添削、他言語への翻訳及びExcel関数の作成など、市役所業務に幅広く活用することが可能となる。
さらに、生成AIの学習データの中には著作権で保護された情報や誤情報が含まれる場合があるため、職員は必ず生成された回答の根拠や正当性を確認し、必要に応じて修正などを加えて活用する。また、個人情報などを検知・警告するセキュリティ機能を活用し、公開可能な情報のみ生成AIに入力する運用を徹底する。