2024年07月12日 15:00

版三社では、55年に渡って愛されてきた日本のカルチャーのひとつともいえる国民的アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の浮世絵6作品を制作した。浮世絵との親和性が高く、ゲゲゲの鬼太郎の不思議で神秘的でちょっと不気味な世界観が浮世絵風表現と絶妙にマッチ。それぞれに共通する「和」のエッセンスを大切に描いている。

「ゲゲゲ浮世絵」シリーズ6作品の第一弾「暁の友」、第二弾「清風故人」、第三弾「知己朋友」に続き、今回の第四弾では、伝説のばけねこ絵のオマージュとなる妖艶なねこ娘を描いた。「ねこ娘ばけねこへんげ」は伝説のばけねこ絵「きんの宮かいねこへんげ」をオマージュしたもの。行燈の油を舐めていたかのような猫のような手つきと舌を出す姿、アニメ第6期の魅力的な「ねこ娘」を妖艶で可憐なばけねこ絵として描いている。

着物の模様は鬼太郎のちゃんちゃんこ柄と、目玉に見える傘の小紋。江戸時代から続く流行歌・端唄「猫じゃ猫じゃ」を踊る猫たちと目玉おやじが、怪しくも楽しげな雰囲気を盛り上げる。

作家は版三絵師の江幡喜之さん。近年は鉄腕アトムのNFTアートコラボ、企業用浮世絵アイコンなど、浮世絵のテイストを活かしたアートの制作など幅広く活動。浮世絵工房内の商品でも未来少年コナン浮世絵、ゴジラネオン浮世絵、藤子・F・不二雄 生誕90周年記念の作品などを手掛けている。「ねこ娘ばけねこへんげ」は7月12日より発売。販売価格3万円(税別)。詳しくはこちら