2024年07月05日 20:09

AGRISTはJA全農ぐんまが管理する前橋市江木町に園芸作物生産実証農場にて、キュウリ収穫ロボットを1台、6月から導入した。
この取り組みはJA全農ぐんまにおいては「スマート農業」分野への先駆的取組として、県内農家への訴求活動を進めていく。なお、AGRISTの一般農家に向けたJAとのロボット導入訴求活動は初めての取り組みとなる。
農業従事者の減少と高齢化と社会情勢を背景に農業分野においても労働力不足が深刻化する中、農地の集約も進んでおり、従来よりもより効率的な生産が求められるようになっている。特に、群馬県の主力品目のひとつである「キュウリ」の生産現場では、収穫は手作業であり、夏場の高温も含め労働環境の改善は大きな現場課題の一つとなっている。このような背景において、JA全農ぐんまは群馬県が農業の様々な課題解決を目的にスタートアップ企業との連携を進めている「ぐんまAgri×NETSUGEN共創事業」を活用し、AGRISTが開発したキュウリ自動収穫ロボットを実証導入することになった。
今回の導入により、生産コストの増加や労働力不足の課題に加え、最近の異常な夏の高温で作業者のハウス内での活動時間が限られる問題を、ロボットのサポートで解消できると考える。JA全農ぐんまとの取組をロールモデルに、全国へキュウリ収穫ロボットを普及させていく。