2024年07月04日 19:00

ネオキャリアは、専門的な知識を持つ大学生と協働で、未就学児から高校生までを対象とした活動を行う新たな産学連携の取り組みを開始した。環境や昆虫など専門知識を持つ大学生・大学院生が、同社のサポートのもと授業の企画から実施までを行い、未就学児から高校生までを対象にワークショップや出前授業などに取り組む。

就職みらい研究所の「就職白書2023」によれば、企業が採用活動においてガクチカの聞き取りを行っている割合は、84.2%。学生はガクチカに苦戦しているが、多くの企業は選考時にガクチカを重視しており、そこでの行動や学びが重要視されている。

同社はこれまで、本社がある新宿区の小学校や養護学校など、地域の児童を対象にサステナブル活動の一環として、環境教育の出前授業やワークショップのキャリア教育を実施してきた。これらのデータを踏まえ、大学生活の大部分をコロナ禍で過ごした学生たちに、大学やサークル活動で得た知識を還元する場を提供。将来、ビジネスパーソンとして活躍できる素養を身につけてもらいたいという思いから、この産学連携に取り組むことにした。

実際に、6月5日には、新宿区立西新宿小学校の4年生を対象に、「プラスチックとの共存」をテーマとした出前授業を、早稲田大学の環境サークル「環境ロドリゲス」の大学生と実施。6月15日には、都内某小学校にて大学院で昆虫を研究する学生と協働で出前授業を実施した。今後もさまざまな活動を継続的に展開していく予定。