2024年07月02日 15:46

長野県諏訪地域を中心に歴史に根差した地域づくりや文化財保護などの活動を行う大昔調査会が、伝統芸能を通じて地域文化をより広く伝えるために文楽の屋外での無料公演を計画。クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、資金調達を行う。

2022年、諏訪社神宮寺由来の寺院の仏像や寺宝を一斉公開した「諏訪神仏プロジェクト」。関連イベントの一つとして計画されたのがこの「SUWA×文楽」。千年余の歴史を持つ岡谷市の古刹、照光寺で諏訪大明神や諏訪湖にゆかりある人形浄瑠璃文楽「本朝廿四孝 奥庭狐火の段」が上演され、大きな話題となった。大反響を受けて、2023年に再上演。本公演に加え、諏訪清陵中学校での公演も実施し、子どもたちに伝統芸能を通して地域文化を学ぶ機会を提供した。

3年目の今年、照光寺での公演に加え、物語の舞台となる諏訪湖を背景に、屋外での無料公演、そして映像化に向けた計画がついに始動した。

恋する八重垣姫が凍った諏訪湖を翔け抜ける一大スペクタクルを、諏訪湖に隣接する臨場感あふれる会場で文楽協会の技芸員が上演することで、諏訪地域の魅力を体感して欲しいと考える。また諏訪の文化や魅力を伝えることでの観光促進、未来を担う子どもたちへの文化継承や諏訪湖環境保全への意識醸成も目的としている。詳しくはこちら