2024年07月01日 15:42

創業明治27年(1894年)の竹材専業メーカーである虎斑竹専門店「竹虎」は、国産材料と職人技にこだわった無添加の国産皮付き極上丸竹串(15cm)が1万本出来あがった事を発表した。日本製竹串が市場から姿を消しつつあった今、この竹串は貴重な存在といえる。

この竹串は国産の竹材料を使用し竹表皮をつけたまま加工しており、その丈夫さは他に類を見ない。竹表皮は繊維が密集しており最も丈夫な部分であるため、高温で焼いても焼け切れにくいという特長がある。防虫剤や防カビ剤は一切使用しておらず、料理に使用するには最適。断面はカマボコ型になっており、焼けると身が締まって抜けにくくなるため、焼き鳥などの肉料理におすすめ。

国産の竹串の丈夫さにこだわりを持つ人からも支持されていたこの竹串だが、職人の技が途絶えてしまい、数年前に一度製造できなくなった。しかしその後、志のある職人の手により、国産ならではの良さが光る竹串が復刻された。

竹は成長が非常に早く、たった3~4年で製品に加工できるため、持続可能な天然資源と言える。竹虎では、1985年から「21世紀は竹の時代」と謳い、竹の魅力と可能性を広めてきた。竹虎は、これからも日本の伝統を守り続け、高品質な竹製品を提供していく。販売価格3025円(税込)。詳しくはこちら