2024年06月14日 19:23

福岡市博多区のBUNSHODO HOTELは、6月19日の開業4周年を記念してオリジナルノートを制作した。ノートは6月14日より、同ホテルへ本を寄贈した人へ無料配布する。(200部限定、在庫なくなり次第配布終了)。

同ホテルは2020年、かつて書店「文照堂」があった場所に「本でつながる アーカイブホテル&カフェ」をコンセプトに開業した。コンセプトを体現する宿泊プラン「ブックドネーションプラン」は開業以来多くの宿泊客に利用されている。ブックドネーションプランとは、自分の特別な一冊をホテルに寄贈することができる宿泊プラン。寄贈者には、プロフィールとともに「誰かに読んで感じて欲しいこと」「伝えたいこと」をドネーションカードに記入してもらう。寄贈書籍は客室やラウンジに置かれ、次の誰かとつなげる装置となる。

しかし寄贈から時が経ち、一部ではあるが、本としての役割を終えるものが増えてきた。そこでアーカイブをコンセプトに掲げるホテルとして、こうした本に込められた想いを受け継ぐ方法を検討。「本で作った再生紙」でノートを制作することを決定。デザイン・編集・ライティングは同ホテルの支配人、副支配人が自ら手掛けた。

ぜひ、活字などの本だった痕跡が残るこのノートにペンを走らせ、想いを紡いでほしいと考える。配布開始は6月14日。受け取りにはドネーションカードの記入が必須となる。ノートは在庫がなくなり次第、配布を終了する。