2024年06月14日 15:00

ミスミグループは、グループ会社である駿河生産プラットフォームの清水工場に、静岡市立南中学校の生徒21名を招待し、オープンファクトリーを実施した。これは静岡大学が企画する「中学生を地域企業で育てるキャリア教育プログラム」の一環で、同大学からの依頼を受け実現したもの。
本プログラムは、これまで静岡市内の公立中学校で実施されてきた「職場体験プログラム」を、単純な作業の切り出しではなく、生徒たちがこのプログラムを通じて社会の仕組みを学び、地域企業で働く大人の姿に触れることで、将来の職業選択の幅が広げ、生徒たちが地域内での成長と活躍を描けることを目的としている。
当日、生徒たちは作業服に着替え、工場内部へ。工場内で働く担当者から、この工場で製造している「金型部品」についての説明を受け、安全配慮のための注意事項を確認後、体験学習に移った。自社開発した受注製作品の自働化システム「ALASHI」を生徒たちが実際に操作して、パンチ(金型部品)の製造と製品の精度を確認する作業を体験。
その後、工場の地下に入り、耐震構造を見学。想定される最大の地震にも耐えうるBCP対策について学んだ。参加した生徒たちは熱心に説明を聞き、普段触れる機会のない工場に興味津々、機械操作では真剣な面持ちで体験した。ミスミグループは、今後も、IA(インダストリアル・オートメーション)産業や地域社会に貢献する取り組みを継続していく。