2024年06月05日 20:07

「小学館百貨店」では、博物館の展示物と同等の精度を誇る生物の骨格を、独自の3Dプリント技術でクリアボディの中に再現した「玉骨標本(ぎょっこつひょうほん)」を発売した。「小学館百貨店」は、大人のライフスタイル雑誌通販から誕生した、遊び心ある商品を取り扱う小学館の通販メディア。

この度発売する「玉骨標本」とは、日本を代表する3Dモデラー・吉本大樹さんが考案した独自の3Dプリント技術による透明骨格モデルシリーズ。最新のフルカラー3Dプリンターを用いて、骨格から外部形態まで一体で出力されている。構造観察の有用性において生物学の世界からも非常に注目されており、博物館から展示物の依頼も来ているほど。またその造形の美しさからSNSでも大反響となっている。

吉村さんは、マッコウクジラ、シャチなどの海洋生物から作成をスタートし、現在は恐竜・犬猫等生物全般の3Dモデルを作成中。

今回は「マッコウクジラ」「シャチ」「ペンギン」の3種をそれぞれ大小2種類発売。それに加え、ボディ表面を研磨した透明なタイプ「研磨済み」と、3Dプリンターから出力されたままのタイプ「研磨なし」を用意した。後者は紙やすりなどが付属するので、透明に磨き上げる楽しみも味わえる。価格は「マッコウクジラ」Mサイズ(研磨済み)7万7700円、Mサイズ(研磨なし)4万4000円など。「玉骨標本」はこちら