2024年05月30日 19:36

チョーヤ梅酒は、5月30日から和歌山県紀州産の南高梅(なんこううめ)の漬け込み作業を大阪川向工場にて開始した。
和歌山県の梅主力地域では、暖冬や降雹(こうひょう)の影響などで例年に比べ大幅な収穫量の減少が見込まれている。このような状況ではあるが、チョーヤでは例年通りの時期に漬け込みを開始し、今後は梅の実の肥大状況を見ながら、「梅酒の日」である入梅の日(本年は6月10日)前後をピークに1ヶ月程梅の漬け込み作業を行う。
国内の梅の品種は多品種にのぼるが、チョーヤでは「梅酒」に適した紀州産南高梅を中心に、古城梅、白加賀梅など数品種の国産梅のみを使用している。特に和歌山県紀州産南高梅は果肉が厚く、酸度が高いのが特長。チョーヤでは使用する梅の約8割をこの紀州産南高梅が占めている。
生産者によって手摘みされた梅はJAを通して入荷し、洗浄後、最大容量10万リットルの熟成タンクに漬け込む。「光」「熱」「空気」など外部からの影響を極力受けないように設計された特注の熟成タンクは伊賀上野工場、紀州工場、大阪川向工場合わせて446基あり、梅の産地や品種、熟度ごとに管理し、おおよそ1年以上の期間じっくりと熟成させる。
チョーヤは「とどけ、梅のちから。」をスローガンに、梅のもつ新しい可能性を追求し、健康的で楽しい毎日を送れるよう梅の素晴らしさを世界中の人々に届ける。