2024年05月28日 16:41

「タンスのゲン」は、特殊加工の高透水基布を生地に使用することで通常の人工芝よりも4倍の透水性をもった人工芝を新たに発売した。またこの製品は、防草シート機能と一体型となっており、これまでの人工芝で課題とされていた「水はけの悪さ」や「設置の手間」を大幅に改善する。

多くの一般的な人工芝は、雨などの浸水対策として人工芝の裏面にあいている排水穴を通して排水する。しかし実際には、その排水穴に一定以上の水量があると水が穴を塞ぐことで排水しづらくなり、雨などの後でもなかなか乾かず水たまりが続くといった課題があった。

また、人工芝を敷く際には下準備として先に防草シートと固定設置することで人工芝の隙間から雑草が生えてくることを防ぐ必要がある。その為、防草シートの設置には、人工芝の設置と同等の手間や時間が掛かることによって非常に負荷が掛かる課題も。

本製品は既存の人工芝にある排水穴をなくし、裏面全体に小さな穴をあけて生地自体が水を通す高透水基布を使用している。これによって排水穴が詰まる懼れもなく、雨が降った後でもスムーズに排水が行われるのでカビやニオイ対策にもなる。高透水基布の透水性を図る実証実験において、60分間の透水性試験を行ったところ、一般的な人工芝に比べて4倍の透水性が見られた。

さらに本製品は防草シートと人工芝が一体型となっているので一度の設置で施工を終えられるだけでなく、これまでの防草シートと人工芝のピンでの固定の手間を省くこともできる。