2024年05月24日 15:15

グラフィック社は、書籍「日本の女性・ジェンダーのいちばんわかりやすい歴史の教科書」を6月に発売する。
本書は、シリーズ150万部を突破する「超ビジュアル歴史シリーズ」など、歴史分野の編集・執筆に長年携わってきた著者・飯田育浩さんの最新作。「夫婦同姓は日本の伝統だから守るべき」。そんな声が聞こえたときに「伝統っていつからなんだろう」という疑問を感じたことはないだろうか。本書は職業や結婚など12のトピックを古代から現代まで紐解く。男性も女性も年齢問わず、いちから日本の女性・ジェンダーの歴史的経緯がわかる。
現代の「職業」にまつわる声:「職業選択の自由っていつから始まったの?」「職業に女性らしさなんかあるの?」など、職業に関する疑問をもとに歴史から紐解く。現代の「結婚」にまつわる声:現代では結婚制度や家庭のあり方に対してさまざまな意見が出ている。たとえば、江戸時代の結婚は女性にとってどのようなものだったのか。現代の「同性愛」にまつわる声:同性愛者が異性愛者と同じ婚姻・社会制度を享受できないことが人権を侵害するとして議論が続いている。現代の「政治参画」にまつわる声:政治参画とは政府の政策決定に関わることを意味する。日本では極端に女性政治家が少ないのはなぜか。など、本書は日本の女性・ジェンダーの問題を知りたい人への入門書として、女性史を学びたいという歴史好きの人にもおすすめだ。
定価は2200円(税込)。発売日は6月。