2024年05月21日 15:45

朝日新聞社は、文章の誤りを自動で検知する文章校正AI「Typoless(タイポレス)」に、文章をより読みやすく整える「良文サポート」機能を追加リリースする(プレミアム、エンタープライズプランのみ)。

従来の校正機能に加え、助詞の連続や読点の多用、冗長な表現、年月日と曜日の不一致など18項目がチェック可能となり、文章に不備がないか確認できるようになる。UI/UXも改善し、より読みやすく、伝わりやすい文章の作成や校正業務をサポートする。なお、現在の料金のままで使用できる。

「Typoless」は、過去40年間の記事データと膨大な校正履歴を学習させたAIに、約10万個の校閲ルール辞書の機能、ユーザーが独自に登録するカスタム辞書の機能を加えた校正ツール。同社内で自然言語処理などのAI研究を行う「メディア研究開発センター」が開発し、2023年10月にサービスを開始した。個人向けプランのほか、API連携プランや法人向けエンタープライズプランを提供。個人向けプランとAPI連携プランは14日間、法人向けプランは30日間の無料トライアルが可能。

今後も文章校正や情報発信にかかわる業務効率改善、誤植や不適切表現によるブランド棄損や炎上などのリスクマネジメントに貢献するため、さらなる機能・サービスの向上に取り組んでいく。