2024年05月08日 09:03

StockGraphyは、国立科学博物館による3Dデジタルアーカイブ開発において、重要文化財である「トロートン天体望遠鏡」、「ミルン水平振子地震計」及び「ユーイングの蘇言機」の高精度3Dスキャンと3Dモデルの最適化業務を担当した。
これらの3Dモデルは、国立科学博物館のSketchfabアカウントで体験可能な形式で公開されている。今後は、3Dスキャンや3Dモデル最適化に関する技術普及や、様々な団体との共同開発などパートナーシップ拡大を目指し、3Dモデル最適化ワークフローをBEGIN3D.comにて公開する予定だ。
本件では、3Dスキャンに対して高難度な素材を多く含みかつ複雑な形状の高精度3Dスキャンに成功している。この3Dスキャンは、RealityCapture及び各種キャプチャ機材を適切に併用し、高度なスキャン技術を有するエンジニアが担当することで実現した。また本件では、高精度3Dスキャンモデルの複雑な形状のディテールを保ち、またはより高精度化しつつweb3Dのリアルタイム表示に対応するために最高粒度の最適化作業を施している。
このweb3D最適化ワークフローについては、技術普及と様々な団体との共同開発などパートナーシップ拡大を目的に後日BEGIN3D.comにて公開する予定だ。
国立科学博物館のSketchfabアカウントから本件3Dモデルを体験できる。