2024年04月30日 10:04

全国調理師養成施設協会は、4月27日、オリジナル雑煮コンテスト「第2回Z–1グランプリ」記者発表会・三次審査を開催し、最終審査に進む2作品を決定した。
全国調理師養成施設協会は、1973年設立。全国204校の調理師養成施設を会員とし、質の高い調理師の養成に力を注いでいる。
「雑煮」は郷土食が豊かで、扱う食材や調理法に地域的特徴があり、代表的な日本の食文化の一つ。しかし、生活スタイルの変化に伴って、家族がそろって雑煮を食し、新年を祝う機会が減ってきている。調理師は、食文化継承という大切な役割を担っている。同協会は、調理師を育てる学校の団体として食育に力を入れており、「Z-1グランプリ」は食育活動の一環として、若い世代が雑煮に親しむ機会を創出することを目的に企画された。
全国調理師養成施設協会では、「第2回Z–1グランプリ」の審査を進めており、4月27日の三次審査で最終審査に進む2作品を決定。最終審査進出2作品は、「信長雑煮」(作品考案者:城南高等学校2年生・冨成柚凪さん、推薦:岐阜調理専門学校)、「かごんま特製雑煮」(作品考案者:神村学園高等部2年生・諏訪葵さん、推薦:今村学園ライセンスアカデミー)となった。「最終審査」日程は6月1日:グランプリ投票、6月2日:結果発表(1日:雑煮を購入し食べた来場者による投票数でグランプリを決定、2日:投票結果発表)。