2024年04月26日 19:05

kemuri venturesは、クォンタムフラワーズ&フーズに投資実行した。

QFF社は、農作物などの植物や酵母などの微生物などを対象に、中性子線を照射し、突然変異を誘発することで、スピーディな育種を可能にする技術を提供するスタートアップ。近年の気候変動への対応や、培養物・微生物の育種において品種改良のニーズは高まっており、食糧問題など食に関する様々な課題解決に寄与する新技術を有す。

クォンタムフラワーズ&フーズ代表取締役CEO&CTO菊池伯夫さんは「食の未来ファンド様より、QFFに出資いただきました。QFFは6年前の創業以来、中性子線育種を世界で初めて社会実装したことで気候変動に起因する食糧問題や、地球規模の環境・社会課題の解決に尽力してまいりました。今回調達した資金によりこの技術を更に高精度化し、国内外にサービスを展開することで、量子バイオテクノロジーという日本が優位性を持つ分野でさらに強く事業を推進してまいります。今後とも是非ご期待いただければ幸いです」とコメントしている。

また食の未来ファンド(kemuri ventures)代表パートナー岡田博紀さんは「中性子線ビーム照射を用いたQFF社の突然変異誘発力は、参入障壁の高い独自アプローチです。短期間・大量照射による高パフォーマンス育種は、食品、化学・バイオメーカーや、種子メーカーの評価も高まっています。我々はフードテック特化型ファンドらしく、資金面と事業面でQFF社をサポートしていきます」とコメントした。