2024年04月24日 12:58

深谷歩事務所は、4月24日、MR技術を使って現実空間に仮想的な火災を発生させ、消火器の利用方法を身につけられる「消火器トレーニングMR」をリリースした。
従来の消火訓練には、訓練用水消火器やVRを使った消火訓練がある。水消火器の訓練では、訓練できる場所が限定される、体験できる人数が限られるなどの課題がある。一方VRは仮想空間での訓練のため、現実の世界でのリアルな消火訓練ができない。「消火器トレーニングMR」は、これらの課題を解決し、現実環境のもとで、低コスト、短時間で消火訓練を実施できるサービスだ。
「消火器トレーニングMR」は、工場やレストランの厨房、ホテル、介護施設、駐車場など、火災が発生する可能性のある場所で利用でき、仮想的な消火器を使った消火作業を体験できる。企業や自治体の防災訓練に活用することで、火災発生時に適切な初期消火ができる人材を育成する。火災の原因となる発火物や、発火物から延焼する物を自由に設定できるため、同じ環境でも様々なシナリオで消火訓練を行える。消火を行う仮想的な消火器は、本体、ホース、指示圧力計、安全栓、安全栓の封などを忠実に再現しており、現実に近い感覚で消火器の使い方を身につけられる。
料金は、「レンタルプラン」(消火器トレーニングMRライセンスセット1式)3万3000円/1日、「年間プラン」(見積もり例:消火器トレーニングMRライセンスセット1式)初期導入費:11万円、年間費用:26万4000円。リリースを記念して、自治体・消防署向けに無料キャンペーンを実施。