2024年04月24日 12:29

河出書房新社は、YA向けの人気シリーズ「14歳の世渡り術」最新刊、「いっしょに翻訳してみない?──日本語と英語の力が両方のびる5日間講義」を、4月24日に発売した。
著者は、大ベストセラー「ダヴィンチ・コード」や、待望の新訳「Yの悲劇」「老人と海」などを手掛けた人気翻訳家・越前敏弥さん。本書は越前さんが、2023年の夏、現役の中学2年生に向けておこなった特別授業の過程を忠実に書籍化したもの。題材は、O・ヘンリーの名作「二十年後」。
どう読む? 訳す? 深く読み、言葉を吟味し、仲間の答えに耳を傾ける。そして議論し互いに刺激し合うことで、着実に力をつける。中学2年生の生徒たちが見せる大人顔負けの深い読み、名訳、時々とびだす珍訳…彼らののびのびとした自由な発想に刺激され、日本語と英語をいききするなかで、翻訳の楽しさ、奥深さを存分に体感。人気翻訳家から翻訳のノウハウを学びつつ、英語や日本語の力、読解力、そして言葉の感度も上がり、大きな成長のきっかけが得られる画期的な書籍となっている。
本書では、巻頭にある「この本の使い方」に沿って授業参加が始まり、まずは巻末にある「二十年後」の日本語訳全訳を読む。そして本文に入るが、本書では5日間の講義を5週に見立てて進んでいく。なお、巻末に掲載の「二十年後」の英文と日本語訳、そして各週の設問と「翻訳にチャレンジ!」は、河出書房新社のホームページからダウンロードが可能。定価1562円(税込)。