2024年04月18日 12:52

ヘルステック研究所が提供する生涯PHRアプリ「健康日記」が、全国約2000カ所に設置されている検体測定室とのQRコード連携を開始した。
現在、国内における糖尿病患者及び予備軍は2000万人を超え、脂質異常症などを含む生活習慣病の早期発見、重症化予防対策は大きな社会課題となっている。しかし、糖尿病と診断された人のほとんどは無症状といわれるように、糖尿病初期にはほとんど自覚症状がないため治療せずそのまま放置している人も少なくない。
こうした背景から検体測定室では薬局店頭に最新医療機器を設置。指先から採取した全血を検体として、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の早期発見につながる簡易スクリーニング検査の機会を提供する。また、薬局と医療機関を結ぶ地域医療連携の重要な役割を担う。検体測定室で測定されたデータと「健康日記」に日々蓄積されるライフログや健診データなどを合わせて活用することで、生活習慣病の早期発見、早期受診、診断、治療に至るまでをよりスムーズに行える環境整備に努める。
検体測定室は、自己穿刺により指先から採取したわずかな血液を用い、糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病に関係のある項目を検査できるスペース。常勤の薬剤師・看護師・臨床検査技師・医師が運営責任者となるなどの要件を満たす施設が厚生労働省に届け出ることで認可され、2024年3月現在、薬局を中心に全国1856カ所に設置されている。