2024年04月16日 12:41

コード・フォー・ジャパン(Code for Japan)は、オープンソースの参加型民主主義プラットフォーム「Decidim(デシディム)」の、日本における初めての公式パートナーになった。

デシディムは、2016年のスペイン・バルセロナ市を皮切りに、現在世界30カ国450以上のインスタンスが稼働し、約320万人が登録する世界的な参加型民主主義プラットフォーム。デシディムの公式パートナーは、デシディムを各地で運用する主体であり、オープンソースプロジェクトとしてのソースコードの改善や、経済的貢献など幅広く貢献を行う。今回のCode for Japanの参画によって、公式パートナーは全世界で10社となった。

Code for Japanは、シビックテックコミュニティとともに日本語化を進め、2020年10月に日本で初めて導入した兵庫県加古川市をはじめ、これまで政府部門・民間部門それぞれ多数の導入をサポートしている。また、Code for Japanがメンテナンスするソースコードは、オープンソースとして国内事業者によって活用されるなど、日本におけるデシディムは30余りの事例が生まれている。

デシディムは、日本で用いられている参加型民主主義プラットフォームとして唯一、デジタル公共財の基準を満たしたことを示すDPGAレジストリに採択されているプラットフォームだ。Code for Japanは、日本各地かつクロスセクターでの実践を通じたデジタル民主主義の促進を、デジタル公共財の発展という観点からもサポートしていく。

Code for Japan