2024年03月22日 09:58

双日とさくらインターネットは、3月21日、双日グループにおけるデジタル・AI領域での協力およびGPUクラウドサービスでの協業に合意し、業務提携契約を締結した。

クラウドコンピューティングサービスを提供するさくらインターネットは1月、石狩データセンターで生成AI向けの高性能GPU(画像処理半導体)を搭載したクラウドサービス「高火力」の提供を開始した。2023年11月には国産企業として唯一、政府(ガバメント)クラウドに条件付きで認定されている。

双日とさくらインターネットは、2008年に資本業務提携を締結し、継続的に連携してきた。今回の提携は、さらなる連携強化のため、さくらインターネットの高性能GPUの基盤強化と双日の市場構築力を掛け合わせることで、より幅広い顧客へのサービス提供を可能にするもの。生成AI向けクラウドサービスにおいては、双日が持つ幅広い事業分野における需要家とのネットワークを活用し、新しいビジネスモデルやさくらインターネットの計算資源を活用したユースケースの開発と販売を共同で実施するほか、ガバメントクラウドを含むクラウドサービス事業推進のための協力、関連事業や機能拡張のための共同投資の検討などを行う。両社は、さくらインターネットと双日のビジネスとのシナジーを同時に追求し、双方の企業価値向上を目指すとともに、日本のデジタル社会の発展に向け貢献していく。

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