2024年03月12日 16:20

シャープは、設置面積の大きい切妻屋根に適した高出力の住宅用太陽電池モジュール「NU-435PP」と「NU-287PP」の2機種を発売する。短辺の長さが異なる2種類のモジュールを組み合わせることにより、屋根の空きスペースを有効活用し、高い搭載容量を実現。「N型高効率セル技術」の採用により、「NU-435PP」ではモジュール出力、モジュールの温度上昇による変換効率の低下を改善した。
今回発売するモジュールは、軒棟方向(縦方向)の屋根の長さに応じて短辺の長さが異なる2種類のモジュールをフレキシブルに組み合わせることで、屋根スペースに無駄なく設置することが可能。それにより、高い搭載容量を実現している。
また本機種の太陽電池セルには、「N型高効率セル技術」を採用した。これは太陽電池セルの材料であるシリコンウェハをN型にし、セル裏面に極薄のパッシベーション膜を施す技術。これによって「NU-435PP」ではモジュール出力が、同社従来機種比で約5%アップ。夏場などのモジュール温度が高温になる時期に生じる変換効率低下についても、従来機種比で約12%改善している。
同社は、高い搭載容量を実現する高出力の住宅用太陽電池モジュールを提供することで、今後も太陽光発電のさらなる普及、クリーンエネルギーの創出に貢献していく。