2024年03月11日 09:02

SUPER PENGUINは、木材廃棄を将来的にゼロにすることを目標に、木材とは異なる新たな構法、「再生板紙構法」によるブースと、使いまわしが可能な金属フレームユニットを開発。3月12日から東京ビッグサイトで開催されるJAPANSHOPにて試験設置する。
東京・大阪・名古屋の大都市で開催される展示会だけで、年間2万tに近い木材が使われている。そして、その多くが展示会終了後に廃棄されているのが現状だ。毎週のように廃棄している様子を見る展示会デザイナーの竹村さんは、以前からこの廃棄されている状況を何とかできないか頭を悩ませており、今回2つの新しいブースの試みを発表するに至った。
今回、会場には2小間というサイズのブース(6m×3m)を合計3つ会場に設置を予定している。それぞれはほぼ同じレイアウト、ほぼ同じデザイン。しかし、それぞれ構造が異なる。1つは、従来からの木工によるブース。もう1つは、再生紙を圧縮して製作した「再生板紙」を基材にしてつくる再生板紙構法(と仮に呼称)によるブース。これは日本化工機材協力の下完成した。もう1つは、50㎜角の金属フレームによる使いまわしが可能なユニット。これには一部に木工を使用しているものの、ほとんどを再利用可能な素材で作られている。会場では、この3つが並ぶことで、見た目や手触り感などの違いを実際に体験できる。
JAPANSHOP2024店舗総合見本市は3月12日~15日、10時~17時、東京ビッグサイト東4ホールにて開催。