2024年03月01日 15:36

山岳遭難対策制度(ココヘリ)を運営するAUTHENTIC JAPANは、100に迫る団体・企業の賛同を得て、発信機を6カ月間無料でトライアル可能な山の安心をひろげるプロジェクトを開始した。
ココヘリは、会員数15万人の会員制捜索サービス。専用の発信機を会員にレンタルし、山に登る際に必ず携行してもらう。遭難者の位置情報を、ヘリやドローンに搭載した専用受信機で最長16km先から特定し、警察・消防などの公的機関と連携して捜索活動を実施。基本的にスマートフォンなどの通信機器が繋がらない山域において、発信機と受信機が「直接通信」することで捜索時間を大幅に短縮し、目視での捜索では実現できない捜索活動を提供する。
ココヘリ事務局への問い合わせで、「家族が遭難した。ココヘリ会員ではないけれど、何とか捜す方法はないか」と窮状を訴えられるケースが少なくないという。そこで同社では「日本の登山者すべてが、何らかの発信機を持つ世界を」目指すプロジェクトを立ち上げた。まずは日本のコアな登山人口と言われる300万人のうち10人に1人=30万人に発信機を届けることを第一の目標とする。
本プロジェクトでは、3300円の入会金が無料になり、ココヘリを6カ月間無料でトライアルできる。期間は3月1日~ 台数に達し次第終了。まずは今月、先着1万名分の受付を開始する。詳しくはこちら。