2024年02月29日 13:15

TOPPANは、「自動同時通訳システム向けUIデザインルール」を策定した。
TOPPANは、2020年より総務省の委託研究「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」を実施しており、多言語翻訳技術を同時通訳に高度化することにより、ビジネス等への利活用を目指している。今回、同研究で開発を行っている自動同時通訳システムを社会実装するにあたり、最適なユーザーインターフェース(UI)を設定するために必要な要件のガイドラインを示した「自動同時通訳システム向けUIデザインルール」を策定。TOPPANが参画するグローバルコミュニケーション開発推進協議会の公式HPにて、2月29日より一般公開される。
自動同時通訳技術は、現在普及している逐次翻訳よりもタイムラグが少なく翻訳結果を早く返すことができる新たな技術であり、社会実装の推進が期待されている。しかし、今後社会に広く普及させるためにはエンドユーザーにとって利便性を高めたサービス開発が重要だ。TOPPANは、自動同時通訳技術を社会の様々なコミュニケーションシーンに適用することを想定し、実証実験とその分析を通じてUIの改良を行ってきた。その結果を踏まえて、今回、自動同時通訳特有のリアルタイムなコミュニケーションを行う上で求められる字幕の表示速度や、利用シーンに応じた最適なレイアウトを検討し、利用デバイスごとに示したUIデザインのガイドラインとして同デザインルールを策定した。
公開期間は2月29日~2025年2月28日。