2024年02月16日 09:06

一ノ蔵は、一ノ蔵金龍蔵ブランド「祥雲金龍」の春の季節商品「祥雲金龍純米吟醸生原酒」を2月15日発売した。

金龍蔵は、宮城県栗原市一迫、昔ながらの造り酒屋の風情を残し、岩山を背負うようにひっそりと佇む金龍蔵は文久二年創業の歴史ある酒蔵。主に吟醸酒などの高級酒を寒造りで醸している。南部杜氏伝統の手づくりの技は今日まで変わることなく蔵人たちの手で守り続けられてきた。

原料米の「蔵の華」は、今年度の米質は硬く、醪でお米が融けにくい傾向が見られた。そこで、麹歩合を通常より増やすことと、掛米の浸漬を長めに取り、物理的に柔らかな蒸米にし上げて醪の仕込みを行った。醪の発酵期間中は昨年と打って変わり温暖な気候が続き、発酵温度を抑えながら管理にあたり、それを経て完成した今年のお酒は、リンゴと洋ナシのような爽やかで甘やかな香りが漂い、口に含むと爽やかな酸味と苦みが調和した軽やかでキレの良い、盃の進む春のお酒に仕上がった。

ラベルデザインは、新酒の香味をイメージして、陽が昇り始めた頃の朝焼けの空(東雲色)に、浮かぶ虹色に輝く彩雲(祥雲)と天に昇っていく金龍をイメージした。尚、本年は緑瓶の供給不足から、茶瓶での販売となっている。令和3年度「現代の名工」、令和4年秋「黄綬褒章」を受章した金龍蔵杜氏照井丸實さんの新酒を楽しめる。

「祥雲金龍純米吟醸生原酒」は希望小売価格1.8L 3740円。720ml 1870円。販売先は金龍蔵の会(全国70店)。販売は金龍蔵の会のみ。

購入先詳細は金龍蔵HP