2024年02月09日 15:52

武田耳鼻咽喉科は、院長・武田桃子さんの絵本「鼻をかみましょう 絵本でまなべる、鼻の正しいかみ方」(発行:星野書房、発売:サンクチュアリ出版)を2月9日に出版する。
鼻水が出ているとき、「鼻をかむと、友だちに笑われる…」と恥ずかしく思い、鼻をかめない子どもがたくさんいる。でも、鼻水を放っておくと、鼻がつまって息が苦しくなり、集中力が下がったり、咳が続いたり、口呼吸でのどを痛めたりすることもある。一番やってはいけないのが「鼻すすり」。鼻すすりをしていると、せっかく鼻水がからめとってくれた細菌やウイルスがのどに流れ、のどに炎症を起こしてしまう。それだけでなく、鼻をすすることで耳に影響が出ることもある。
著者は、先代の父から院を引き継ぐ際に、鼻の日帰り手術に特化したクリニックを開業した。本書は、医師として学校医を担当した際に、鼻をすすっている子、鼻を正しくかめていない子どもたちが多いことに危機感を感じた著者が、たくさんの子どもたちに絵本を通じて正しい鼻のかみ方を知り、恥ずかしがらずに鼻をかむ子どもが増えることを願い、執筆した。正しい鼻のかみ方とは、反対側の鼻をおさえて片方ずつかむことで、最後まで強くかみすぎず、やさしくかむことがポイント。本書では、鼻のかみ方をステップで紹介している。今後はたくさんの子どもに読んでもらい、鼻を正しくかむことができる健康的な子どもをひとりでも多く増やしていきたいという熱い想いから、小学校・保育園・幼稚園等への寄贈を予定している。
定価は1595円(税込)。発売日は2月9日。