2024年02月08日 10:11

ひと・まち・ジャンクションは、日本財団の「子ども第三の居場所」事業の採択を受け、家でも学校でもない子どもの新しい居場所として「のこのこ村」を2月3日にプレオープン、翌日2月4日に開所式を執り行った。
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設。全国に200カ所設置されている(2023年2月1日時点)。
ひと・まち・ジャンクションは、社会問題を解決するため様々な制度が存在する中で、その制度を活用できていない人や制度の対象から外れてしまう人への支援に課題感を感じ、2021年10月に団体を設立した。設立以来、京都府久世郡で「誰でもいつでも相談できる専門家がいる居場所」をつくり、子ども食堂の運営や子どもたちへの学習支援、フードバンク事業、地域資源の活用事業などに取り組んできた。日本財団「子ども第三の居場所」のコンセプトに共感し改装を行い、今回「のこのこ村」として開設する運びとなった。
子ども第三の居場所「のこのこ村」は、地域の子どもたちが様々な大人と関わり、自分らしく過ごしながら成長できる居場所を目指している。また、保護者とも子育てに対する不安や悩みを相談できる関係性を築き、家庭内・子どもの抱える負担の軽減に取り組んでいく。施設は古民家を改修し、併設のカフェでは、子どもたちがメニューを考え提供するキッズレストランの実施も行う予定だ。
所在地は、京都府久世郡久御山町市田和気60。