2024年02月05日 19:53

管清工業は、CWP GLOBALおよび東ティモール民主共和国の国立職業能力開発センター (CNEFP-Tibar)との三者間で締結した「東ティモールにおける産業・雇用創出に向けた技術人材のための能力開発プログラム」における人材育成事業である下水道技術者研修を1月22日より開始した。これから2か月間にわたり研修を行っていく。
管清工業は、1962年設立。以来約60年にわたり、一貫して「管」(パイプ)の維持・管理を行い、半世紀にわたり日本の下水道インフラを支えてきた。
今回の下水道技術者研修では、CNEFP-Tibarの研修生2名および講師1名を日本へ招聘し、1月22日~3月21日の2か月間、管清工業の下水道研究・研修施設「厚木の杜環境リサーチセンター」にて、水道技術者になるための必要な研修や作業現場の視察を行う。
また、2月中旬には、豊かな水に育まれた「水の箱庭」と呼ばれる福井県大野市にも足を運び、過去枯渇の苦難を乗り越えた歴史見学や水循環施設の視察などを予定している。なお研修生は帰国後、インターン生としてCWPGが実施する管路・トイレなどの修繕サービスに従事して経験を積むプログラムを予定している。
これらの活動を通じ、東ティモールにおける水インフラ分野での企業および自立的な事業展開を促進し、同国の経済発展と生活環境の質的向上を目指す。加えて、将来的に日本で活躍する東ティモール人材を輩出することを通じ、二国間が目指す共創・共栄、人口減少対策としての成果の獲得を目指す。