2024年01月23日 09:16

箱根DMO(箱根町観光協会)は、「箱根観光デジタルマップ」を本格稼働する。
箱根町は、首都圏から1時間強で訪れることができる観光地であり、箱根神社・箱根関所などの歴史史跡、風光明媚な芦ノ湖、17の温泉が集まる温泉リゾートとして、年間約2000万人の来訪がある。現在、観光需要の回復、インバウンド需要の増加もあり、交通渋滞、公共交通の混雑、飲食店での行列など、休祭日を中心に渋滞・混雑が課題となっている。箱根DMOは、このような課題を解決して需要の分散・平準化を図るために、デジタル技術を活用した「箱根町観光デジタルマップ」を2023年11月にプレリリースし、順次、機能を拡張し、本格稼働した。
「箱根観光デジタルマップ」は交通や店舗の混雑状況を可視化し、スムーズな周遊をサポートする「店舗・施設の混雑状況発信、予約」「おすすめ周遊ルートの案内」「混雑状況に応じたクーポンの配布」「ガイドツアーの案内、予約」などの機能を盛り込み、「旅マエ」「旅ナカ」での情報発信を行うデジタルマップサービス。同事業では、日立システムズ、ランドブレインとともに箱根温泉DX推進コンソーシアムを形成し、そのほか、地域内外の多くの連携機関(伊豆箱根バス、小田急箱根ホールディングス、リクルート、タイムズ24、ピアトゥー、バカン、トリップラボ等)と事業者間で連携し、観光DXに取り組んでいる。