2024年01月18日 13:05

日本カーシェアリング協会は、能登半島地震で被災した人、支援団体等に車の無償貸出支援を行うため、「廃車で被災地支援プロジェクト」を実施する。

本プロジェクトでは、車の寄付(提供)を全国から募集するが、寄付された車は被災地で運行しない。寄付車は、協会が提携する自動車リサイクル業者で廃車・リサイクル処理を行う。その過程で算出されるパーツや資源の金額が、協会への寄付金となる。目標台数は、2024年3月31日までに250台(1000万円相当想定)。廃車の提供が、能登半島地震の被災地での車の無償貸出支援の活動財源となる。

日本カーシェアリング協会は、1月1日に発災した能登半島地震で被災した人や支援団体を対象にした車の無償貸出支援を1月15日から開始。すでに200件以上の貸出要請が協会へ寄せられている。ただ、がれき撤去のための貨物車両、被災者、医療従事者、支援団体などが移動するための車両がまだまだ足りていない状況。同協会では、車不足に陥っている状況を少しでも解消し、現地の復旧復興の後押しをしたいと考えている。

本プロジェクトの目的は、支援の活動資金を集めることと、これまでにない被災地への応援の仕方を世の中に提案すること。被災地で唯一行われている車の無償貸出支援を広く届けていくため、本プロジェクトへの協力が期待されている。問い合わせはこちら