2015年06月19日 15:54

六甲山観光が運営する六甲高山植物園で、例年に比べ1週間ほど早くササユリが見頃を迎えている。日本固有の清楚な雰囲気を持つササユリは六甲山にも自生しているが、なかなか巡り合うことが難しく、園内ではカメラマンを中心に人気。
高さは50cm~100cmで、花の大きさは10cm~15cm。花色は、透き通るような淡いピンク色で、ほのかな香りがある。葉が笹の葉に似ているため、ササユリという名がついた。古くは「古事記」にも登場し、神武天皇が伊須気余理比売命(イスケヨリヒメノミコト)を見初めた場所に咲いていたのが、ササユリだと言われている。
園内には、約150株が点在しており、現在見頃を迎え、6月下旬ごろまで楽しめる。
また園内では、かつて幻のアジサイといわれた「シチダンカ」もまもなく見ごろ。六甲高山植物園入園料は、大人(中学生以上)620円、小人(4歳~小学生)310円。