2023年12月26日 12:54

世界遺産アカデミーは、文部科学省後援「世界遺産検定」の2024年度の試験日程と開催都市を決定した。
NPO法人世界遺産アカデミーは、ユネスコの理念を広め、多文化理解を進めることで、世界遺産の保全活動の輪を広げ、社会に貢献することを目的に設立。「世界遺産検定」は、ユネスコの理念を知り世界遺産活動の輪を広げることを目的に、世界遺産アカデミーが主催する文部科学省後援の検定だ。2006年の第1回検定以来、35万⼈以上が受検、20万⼈以上が認定されている。現在、年間の受検者数は約3万⼈。年4回、全国の主要都市で開催しており、4級、3級、2級、1級、最上級のマイスターの5つの級に分かれている。20代を中⼼に⼦どもからシニアまで幅広い受検者を集め、メディアからの注⽬も⾼い。⼤学等⼊試優遇や学校での授業にも組み込まれている他、世界遺産に関連する施設・催事などでの認定者向けの優待特典もある。受検者からは「世界遺産を勉強したら、旅がもっと楽しくなった」との声も多く、趣味・教養を深める検定としても⼈気を博している。
2024年度の大きな変更点は、「公開会場試験の開催都市が19か所から全国34か所に大幅増加」「従来はCBT試験のみだった9月の検定でも、一部都市で公開会場試験を実施」「7月・12月の検定において新設の準1級の試験を実施」となっている。