2023年12月25日 15:00

京都岡崎 蔦屋書店ギャラリーENでは、2024年1月20日~2月13日の期間、サイトウナオコさんの個展「寒くも甘い霧は虹になるんだろう」を開催。女性をモチーフとした柔らかな筆致の大型作品などを展示する。

物憂げな目線の女性や、寄り添う猫。サイトウナオコさんは、日々の生活の中から生まれたモチーフたちを柔らかな筆致で描いている。使用するのは、決して扱いやすいとは言えない和紙や、自身でストックしている包装紙やノートといった、ビンテージの紙など。アクリルやパステル、岩絵の具等の顔料を使って描かれた作品は、その素材とモチーフの出会いにより、唯一の存在感を漂わせている。

今回、京都では初となる本展では、80号の作品2点を含む大型の新作を中心に展示。まるでずっとそこにあるような佇まいで、暮らしになじみ、何でもない日常を特別なものにしてくれるサイトウさんの絵画を、冬の京都で楽しむことができる。なお、2024年1月20日10時より店頭販売を開始。アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では1月22日11時より販売開始する。詳しくはこちら

書店とシームレスにつながる「GALLERY EN」は、作り手が作品に込めた思いや技術を表現し、利用者に伝える空間。日本の工芸品や民芸品を紹介する展示スペースを「EN シェルフ」、全長9mの白壁は「EN ウォール」として、現代アート作家を中心とした作品を展開していく。