2023年12月11日 16:16

登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営するヤマップは、グループで山を登っている時に、登山者がお互いの位置を確認することができる機能「グループ位置共有」をリリースした。
グループ登山での仲間たちは、トラブル発生時にお互いを助け合うことができる、心強い存在。しかし、グループ登山ではさまざまなケースではぐれてしまい、いわゆる「はぐれ遭難」につながる可能性もある。登山中にはぐれてしまった場合、「グループ位置共有」を利用していれば、地図の上で仲間の位置を簡単に確認することができる。
また、2022年8月、熊本県国見岳で起きた事例では、遭難者が「自分はペースが遅いから」と言い、昼食中に周りのメンバーより先に出発したことが遭難事故のきっかけとなっていた。その課題を解決するのが今回の「グループ位置共有」。国見岳のような遭難事故を防ぎたい、その思いで開発が決まった。
YAMAPは、電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォーム。本機能はiOS / Androidとも12月11日より段階的にリリースされ、すべてのYAMAPユーザーが無料で利用できる。具体的な利用方法はこちら。