2023年11月24日 13:02

ブロックチェーン技術などを活用したブランド保護を可能とするトレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA(しめなわ)」が、油長酒造の日本酒「水端1355」でも採用された。
油長酒造は、日本清酒発祥の地・奈良で享保4年(1719年)より酒造りを営む。飲む人が日本酒の歴史の奥深さに触れると共に、五臓六腑にしみ渡るような、奥行きのある味わいを楽しめる日本酒を目指している。
このたび採用された「SHIMENAWA」は、ブロックチェーンとNFCタグとの技術融合(デジタルペアリング)により、大切な商品のブランドを保護する「真贋証明」、「正規品管理」や「開封検知」等の機能を提供。真贋証明機能は、醸造元である酒造会社やその日本酒の情報、醸造家が伝えたい酒造りの歴史やストーリーなどの情報について、ブロックチェーン技術により、その情報自体が正しいことを証明。また開封検知機能は、食品の安全性の確保の観点から、日本酒が未開封であること、「いま、自分が開けた」ことをしっかり証明することができる。
さらに「正規品管理機能(出荷先情報の紐付け)」は、NFCタグにより日本酒ひとつ一つに付された固有IDに出荷先情報を紐付けすることで、酒造会社で正規品管理ができる。これにより、不正に横流しされた日本酒の出どころをスマートフォンで容易に確認することが可能になる。