2023年11月22日 12:28

学校法人「郁文館夢学園」では、教職員がやりがいを持って活き活きと働き続けられる環境づくりに取り組んでいる。その一環として、さらなる女性活躍推進に向けた低用量ピルの助成制度を導入することを明らかにした。
郁文館では、子どもたちの幸せの根底には子どもたちを支える「教職員の幸せ」があると考え、その考えのもと2020年4月に「人材開発室」という組織を発足した。2023年3月には「人権宣言」を策定。働く大人たちの幸せになる権利や成長する権利を守るとともに、学ぶ子どもたち、学校教育活動に関わる全ての人々の人権を尊重していくことを宣言している。
今回の制度は、宿泊行事や海外出張が多い郁文館の教育活動の中で、「月経、妊活、更年期等の健康課題が原因で、普段と同等のパフォーマンスを発揮できないことがある」という声を尊重。女性特有の健康課題への解決を支援することを目的としたもの。男女問わずパフォーマンスを最大限に発揮できる職場づくりをさらに推進するための施策として、学校法人としては日本初となる低用量ピルの助成制度を導入することとなった。
女性の健康課題の解決に向けたサポートをさらに充実させることで、より女性が働きやすく活躍できる職場環境を実現。さらに男性にとっても、女性の健康課題や働き方について知識を深めるきっかけとなることを目指す。