2023年11月01日 15:40

一休禅師晩年の寺として知られる酬恩庵一休寺にて、前回1000万円の目標金額を達成したプロジェクトの第二弾が、11月1日の9時からスタートした。本プロジェクトは、チタンを使用した屋根修繕を実現するためのクラウドファンディング第二弾。
今回は、境内、本堂に続く道にある唐門の修繕となる。開山堂同様、檜皮葺きで屋根が葺かれていたが長年の風雨によって疲弊損傷が激しい。チタンは軽く、耐用年数は従来の木造の文化財建築で使用されていた材と比べ群を抜いて長い。また自然環境にも優しく、近年、加工技術の高まりとともに文化財建築の新しい財として注目されている。
今回も、数寄屋大工の木下幹久棟梁が修繕工事の監督責任者。クラウドファンディングは前回と同じREADYFORで行う。11月1日の午前9時よりスタートし、目標金額は500万円。今回もALL or Nothing方式を採用する。プロジェクト詳細はこちら。
また同タイミングで、前回の開山堂チタンプロジェクトの動画をローンチした。動画「PASS THE BATON」では、仏師の宮本我休さんのコメントともに、あたらしく生まれ変わった開山堂の姿を見ることが出来る。開山堂はその寺の開山をまつるお堂。一休禅師は鎌倉時代に創建された妙勝寺を再興、開山であった大応国師の木像をこのお堂に安置。国師のご恩に酬いる意をこめて酬恩庵と名付けている。視聴はこちら。