2023年10月31日 12:57

主婦の友社は、10月30日、筆記具・持ち方アドバイザーの竹内みや子さんによる「ゆる持ちで子どもの字が1日で上達 ひらがな練習帳」を発売した。

竹内みや子式メソッドの発案者、竹内みや子先生は、30年近くきれいに書ける筆記具及び筆記具の持ち方を研究、指導している。私たちが普段書いている日本語は、小筆でつくられ、小筆で書くことを前提としたもの。しかし、現代で小筆を日常づかいするわけにもいかない。鉛筆やボールペンといった、払いを書くことが難しい、先のかたい筆記具を使用するようになっている。現在の子どもたちはかたい筆記具に慣れてしまい、強く握りしめるクセがついている子がほとんど。「強く握りしめてしまうと、すき間ができ、さらに指先が力む」という悪循環に陥ってしまう。竹内先生は、「正しい持ち方をした、やわらかでスムーズな手指の動きが、筆圧の変化があるきれいな文字を生み出します」と語る。つまり、正しい持ち方をするのが、きれいな字への近道ということ。

本書は、ひらがな「あ」から「ん」を書き込みながら練習する。書き順や力の入れ方を確認してから、実際に書くステップになっているので、取り組みやすい。力の入れ具合は一覧表にもまとめてあるため、いつでもどこでも練習ができる。これから字を書き始める人はもちろん、字は書けるけれど汚文字で悩んでいる人にもぜひ試してもらいたい一冊だ。

定価は1100円(税込)。発売日は10月30日発売。

Amazon / 楽天ブックス